1973年に設立された日ASEAN合成ゴムフォーラムから始まった日本とASEANとの協力関係は、2023年に50周年を迎える。「心と心のパートナー」と呼ばれる強固なパートナーシップを基盤に、日本とASEANの関係は目覚ましい発展と深化を遂げてきた。一方、国際社会を取り巻く環境は絶え間なく変化してきた。世界情勢の不安定化への対処や、テクノロジーの急速な進化と環境問題への対応、社会格差や相互不信の是正に向けた取り組みなど共通課題が山積する。日本とASEANは共に次の50年に向けて、新たな知恵やアイデアを出し合いながら、より一層の相互理解とそれを踏まえた国際協調を進めていく必要に迫られている。
そのような状況認識のもと、国際交流基金では日ASEAN友好協力50周年を記念し国際シンポジウムを開催する。ダイナミックな成長を遂げ、国際政治・経済から学術・文化芸術まで幅広い分野で重要性と存在感を増すASEAN諸国と、課題先進国として豊富な経験を有する日本。それぞれの分野において、今後どのように連携し、国際協調を進めていくのがよいか。政治、経済・社会、文化の分野において3つのパネルを設け、日本とASEANのこれからを担う次世代の有識者が、日本とASEANの新たな関係の構築に向けて、その可能性を議論する。
主催者:独立行政法人国際交流基金
開催方法:ハイブリッド開催
参加方法:SNS上での同時閲覧は事前申し込み無、当日参加不可
参加費:無料